ジェロントロジー検定試験のススメ

老いも若きも共に生き、
共に育つための知識と学びを

新開省二

一般社団法人日本応用老年学会常務理事
検定委員会委員長

新開 省二

高齢まで現役で活躍した日本の多くの実業家も座右の銘としたと言われるサムエル・ウルマンの詩には、こんな一節が刻まれています。

二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる。

(『青春』サムエル・ウルマン 作山宗久(訳)・角川文庫より一部抜粋)

この詩が書かれたのは約100年前のこと。彼は78歳でこれを書いたとされていますが、現代の我が国に目を転ずれば、元気なシニアが社会の行方を左右する主役の世代になりつつあると言っても過言ではありません。自助、共助でお互いを支え合いながら、子育て世代とも、子どもたちとも、共に生き、共に日々を楽しむためには、元気シニアの知恵と力が不可欠なのは誰もがすでにわかっているのではないでしょうか。シニア自身が自分たちの知恵と力を役立てるためにも、また、シニアの知恵と力を引き出し、さまざまな社会システムづくりや産業づくりを進めるためにも、「ジェロントロジー(老年学)」の知識が欠かせません。長生きリスクなどという概念を捨て、シニアがたくさんいるからこそ数十年前のこの国よりもしなやかで温かくて、いい国になったと誰もが言える私たちの時代づくりに、「ジェロントロジー(老年学)」の知識をぜひ身につけてください。

「ジェロントロジー(老年学)」は医療や介護、社会保障をはじめとし、高齢者の心と体、生活、地域づくりに必要な知識を学ぶ学問です。「少子高齢社会」の最前線を走る日本で、世代を超えて多くの人が支えあい、心豊かにいきいきとした人生を全うするためには、さまざまな分野の知識・技能がコラボレーションする必要があります。

「ジェロントロジー検定試験」は人生百年時代、これからの自分の生き方や暮らし方を自分で選んだり、人の役に立ち社会を活性化したり、シニアの力をビジネスに活かしたりするために必要不可欠な情報を身につけられる検定試験です。さらに、各種の専門知識や資格を持っているのなら、ジェロントロジー検定の知識を上乗せすることが、これからの時代に即したアドバイスやサービス提供ができるワンランク上のプロフェッショナルな人材になるための道です。